「地代の受け渡しは現金で手渡ししている」という借地権者もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、この方法ではお互いに手間がかかるので、できれば銀行口座からの振り込みに変えたいというご相談をよくいただきます。このような場合、地代の支払い方法を変えることはできるのか、ご説明いたします。

当事者同士の合意があれば地代の支払い方法は変更できます

地代の支払い方法を変更したい場合、基本的には地主と借地権者との間で合意がとれていれば変更することができます。実際、現在でも地代帳等を用い、現金の手渡しといったケースも残っていますが、近年ではほとんどのケースで銀行振り込みに移行しつつあるようです。

そのため、まずは地主に直接、相談してみることをおすすめします。地主側としても、わざわざ借地権者と会って地代の受け渡しをするよりも、決められた期限までに地代が振り込まれたほうが都合がよいとして、スムーズに合意に至るケースも珍しくありません。

しかし、地主側に特別な事情があるとしたら、交渉がうまく進まないこともあるでしょう。そんなときは無理にご自身で解決しようとせず、借地権に明るい専門家に依頼することをおすすめします。株式会社新青土地コーポレーションは、借地権者と地主のあいだに立って双方にメリットのある方法をご提案させていただきます。地主との良好な信頼関係を維持するためにも、ぜひプロにお任せください。

振り込み手数料はどちらが負担するのですか?

振込手数料をどちらが負担するかについて、基本的には借地権者と地主とで決めた方が負担する事になります。だだし、どちらが負担をするかについて決めていない場合には、民法では債務者(地代の債務者である借地権者)が負担するという事になっていますので、借地権者が負担するのが一般的になっています。

銀行振り込みによる地代支払いのメリットって?

地代の受け渡しを銀行振り込みに変更することのメリットは、ずばり「地代の受け渡しの記録が残ること」です。お金に関することですので、些細な手違いで大きなトラブルに発展してしまうこともあります。地代を払った・払われていないといった水かけ論になってしまうと厄介ですよね。

そのような場合でも、きちんと地代の支払いの記録が残っていれば大きな証拠となり、一大事にならずに済むかもしれません。日頃から管理しておけば、このようなトラブルも未然に防ぐことができますので、現金での手渡しを行っている借地権者は地主の方に相談してみてはいかがでしょうか。

銀行振り込みによる地代支払いのデメリットって?

借地権者と地主のトラブルの殆どは、双方のコミュニケーション不足が原因の場合が多く、田私を振込みにする事で、地主と疎遠になってしまうことが考えられます。更新料や各種承諾料のように法律できちんと定まっていない、いわゆる慣習のようなものの多い、特に昔からの借地権の場合は、手渡しをする事で定期的に双方のコミュニケーションが取られていたのも事実です。

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