たとえば借地権を地主に買い取ってもらいたい場合、「借地権や土地に関することはサッパリわからないから不動産会社に相談しよう」と考える方は多いのではないでしょうか?借地権に関する交渉には専門知識が必須なので、“プロ”に依頼するのは賢明な判断だと思います。

しかし、依頼した不動産会社が借地権に関する“本物のプロ”かどうかは、わからないですよね。実際、「借地権に関する交渉などを依頼したものの、数ヶ月経っても話がまったく進まず不安だ」というご相談をいただくケースがあります。

すべての不動産会社が借地権のプロとは限りません

不動産会社=土地や建物に関するすべてのことに精通している、と思っていませんか?実はこれが大きな間違いなのです!不動産売買でも所有権の仲介は多く担当していても、借地権の売買については実績がほとんどなく、一切ノウハウを持っていないという不動産会社は珍しくありません。このような不動産会社に依頼し、交渉を任せてしまうと、一向に話が進まないということが往々にしてあるようです。

借地権の価格は所有権の価格と比較して低くなる場合が多く、かつ通常の不動産の売買と異なり、売主買主のほかに地主との交渉といった作業が入り、予算に追われている不動産会社などは特に、効率の悪い借地権の取引は後回しにしてしまいがちです。また、それゆえに借地権の取引や交渉に精通していない会社や営業マンが多いのも事実です。

借地権の売却は下準備が要です

借地権者は販売に先立ち、地代の確認、また譲渡承諾料や建替え承諾料の目安、その他、抵当権の設定承諾等、地主に承諾してもらう内容はどのような事があるのかを知っておく必要があります。

【地主への相談内容】

・名義書換承諾料(譲渡承諾)

・建物建替え承諾料

・抵当権設定承諾

・売却後の地代

・売却後の借地期間

※この他売却に際し地主から条件を提示される場合もあります

その他にも地主の都合(一緒に売りたい、借地権を買取りたい等)により交渉内容が複雑に変化する場合もあります。このような場合、個人で行うことは難しいため借地権の専門家へ依頼する事をおすすめします。

借地権に関することは実績のあるプロに頼むのがおすすめ

地主への最初のアプローチを間違えてしまうと地主の機嫌を損ね、売却も認めなければ借地権を買い取る事もしないという事にもなりかねません。依頼する会社が借地権に関してどれくらい実績があるのかを事前に確認しておくことが重要です。基本的に不動産売買(所有権)の仲介だけを行っている会社は専門領域が異なる可能性があります。大切な交渉を任せるのですから、実績豊富な信頼できる会社を選ぶようにしましょう。

株式会社新青土地コーポレーションは、借地権に関するご相談の解決実績が多数あります。借地権者の方からも地主の方からもご相談をいただくため、双方の事情を最大限考慮したうえで最適な解決策のご提案が可能です。当社のオフィスは公認会計士・税理士事務所と司法書士事務所が併設されていますので、さまざまな側面からアドバイスいたします。借地権に関するお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

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